語り部の独りカタリ

國立 照のブログです。呟きに似た独り言です

折り紙に思う

正月、小学3年生のいとこが折り紙に興味を持ち

教えて!とせがまれた。


先日私が折った蝶が気に入ったのだそう。


私も折り方をたくさん知っているわけじゃないから

『それ、お兄ちゃんも習ったんだよー』と

インターネットの動画を見ながら

一緒に折り進めることにした。


自分も学べるこの時間が愛おしい。


折り紙の凄いところは

『折り方』と『丁寧さ』さえあれば

ちゃんとその形になるところ。


言葉も関係なく

年齢も関係なく

技術もさほど関係ない。

凄いことだ。


正方形の紙という

縛られた規定に

工夫という折りだけで

誰もが、手順通りにやればその形に成る。


折り紙はまさしく伝統の『知恵』であると言えるんじゃないか。


日本人ならほぼ多くの方が折れる千羽鶴。

その折り方も、作者がわからない。

平和と祈りの象徴として、ただ愛し、ただ愛されて継承されている。


日本に生まれた身として思う。

平和な時代のための、この知恵を忘れずに

伝えていけるだろうか。


新年、明けましておめでとうございます。

今年も何卒宜しくお願い申し上げます。

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