北海道で学んだ、食とは
守衛さんとの会話の後
北海道の親戚の皆様に会いにいきました。
北海道の人たちって暖かいというか、
土地に誇りを持っている方が多いのでしょうか?
急にきたのにも関わらず、アットホームに
「よくきたね!!何食べたい?!」
と質問攻めにされました。
一番最初の質問に「何食べたい?」って面白いですよね。
私は食に対しては口に入れて生きれればいいぐらいの
スタンスだったので、この質問にたじたじでした。
すると
親戚「食べたいものないの??美味しいもの食べなきゃ損だよー。欲がないのも問題だよー」
國立「そうなんですか?」
親戚「だって、生きてるんだから。細っこいよー。太って帰りな。肉にしよう」
國立「えっあはい」
親戚「肉好き?」
國立「はい好き、です」
とジンギスカンと決まると親戚一同がどこが美味しいかで話し合い。
うまく集結してジンギスカンのお店へ。
そこでまた
親戚「ねぇねぇ、海の幸好き?食べない?食べよっか!」
國立「は‥はいっ」
と、ジンギスカンのお店で予期せぬ
お刺身やホタテやカニをたらふく食べました。
みんな美味しそうに食べてて、
話したり笑ったり。
みているだけでも幸せになるような気持ちでした。
それなのに、こっちの箸が少しでも止まると
親戚「遠慮してない?もっと、頼んでいいんだからね?」
と食に対してこっちがキャパオーバーするくらい
おもてなしをされまして、参ってしまいました。
お店を出て、お家にお邪魔しても
その後にまた宴会。
日本酒片手に、お酒のおつまみにお刺身。
語らいが絶えない。
お客さんが泊まるためとはいえ、
自分たちも一緒にそれを楽しめるようにお持て成しをする。
(本当にすごい人たちだなぁ。都会にはなかなかない空気だ)
一人一人が情の塊というのでしょうか?
生きるエネルギーや逞しさに溢れていて
自分には無い魅力にすごく惹かれました。
どうしても気になって
宴会中に何故、こんなによくしてくれるのか?と聞いたんです。
「そりゃ、北海道を味わってほしいし、美味しい〜って言ってる顔がみたいの」
と簡単のようで難しい答えが返ってきました。
共有する喜びなんでしょうか。
北海道は山の幸も海の幸も自然の豊かさ、食文化はピカイチですから
この幸せをすごく味わってほしいのだと言っておりました。
都会っ子の私というかは
土地柄というか民族性を感じてしまいました。
この幸せを分けて、灯る暖かさこそ生きる力なのかなぁって。
食も結局はその一つの表現なのかも知れない。
どんな物事にもいい悪いあると思うのですが
食に対する意識や考え方が少し変わった國立でした。
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